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兵庫医科大学 学長 野口光一先生

進路の決め方

Q1.兵庫医科大学医学部の特徴についてお聞かせください。

兵庫医科大学のキャンパスがある兵庫県西宮市は昔から関西地区では文教都市として知られ、大阪、神戸にも近く、勉強には適した環境だと思います。来年4月には新しく「教育研究棟」が完成する予定であり、学生は最新の設備を用いて国内最高の環境で医学を学ぶことができるようになります。教育設備や環境の充実は、兵庫医科大学の大きな特徴です。また、学生への支援に関しても、万全の体制でサポートしています。医科大学の使命として、優れた医師の育成に特に力を入れています。人間教育を重視しており、初期の実習の段階から、患者さんと触れ合う機会を多く設けることで、学生への倫理教育、情操教育を行なっています。
開学以来、兵庫県に貢献する人材を多く輩出すべく、兵庫県推薦を全国に先駆けて導入しました。この制度では特に、医師の少ない兵庫県北部の医療を支える人材の育成を主な目的としています。この制度で入学した学生に限らず、卒業生の多くは兵庫県や大阪府、京都府などで臨床医として活躍しています。中には京都府や西宮市で医師会会長に就任される卒業生もおり、地域でのネットワークは大きな強みになると考えています。学生の臨床実習などにおいて、今後このネットワークを活用できればと考えています。
教育に関しては、医学教育センターに専任の教員を配置して、司令塔のような役割を果たしてもらっています。学生には学習の手助けをする教員を配置し、少人数での教育を重視しながら丁寧な教育を心がけています。新しく完成する「教育研究棟」にも、スモールグループラーニングのための部屋を用意しています。近年大きな変化が加えられつつある医師国家試験に関しても、様々な対策を講じており、充実した内容になっていると自負しています。教員が非常に熱心に国家試験対策に取り組んで充実したレベルの練習問題を作成しています。また、学生にとって有意義な講義を行うために、10年以上前からベスト・ティーチャー賞を設け、教員の自己満足で講義が進むことの無いように配慮しています。

兵庫医科大学医学部

Q2.先生ご自身のことについてお聞かせください。

私は大阪府豊中市出身です。その後、箕面市に移り住みました。高校は北野高校に通っていました。その後、大学に進学する際に、当時最先端の技術だった原子力に惹かれ、工学部に進学しました。原子力の研究はとても面白かったのですが、就職する際に進路に迷い、工学部の大学院へ進学することも考えましたが、医学部に通っていた友人に相談した結果、医学部に進学することに決め、大阪大学医学部に学士編入しました。医学部卒業後は整形外科の臨床医になろうと考えていましたが、大学院に入学して研究を始めて見ると研究の面白さに目覚め、そのまま研究者の道へと進みました。整形外科の臨床医時代の恩師が、神経解剖学が専門の教授を紹介してくださり、その先生の下で研究することになりました。同教授は優れた研究者であると同時に人を育てることが非常に上手な先生で、たくさんの研究者を輩出していました。その先生の下で学んだ研究手法を生かしてアメリカに留学し、たくさんの研究者とコミュニケーションを取る中で新しい研究テーマを発見することができました。その後帰国し、大阪大学の教授の勧めで、兵庫医科大学に赴任しました。このあたりに土地勘があったこともあり、比較的スムーズに着任することができました。
兵庫医科大学は研究に理解のある大学で、学内の雰囲気も良く、非常に充実しています。多くの学生に学位を出すことができました。現在は兵庫医科大学の学長になり、講義を受け持つ機会は減りましたが、今でも解剖実習を指導しています。学生に手取り足取り指導することは貴重な機会であり、今でもやりがいを感じながら教育に当たっています。

兵庫医科大学医学部

Q3.兵庫医科大学を目指す受験生にメッセージをお願いします。

医師の世界は厳しくなりつつあり、環境も昔とは随分異なっています。親が開業医なら自分も医師になってやっていけるという時代ではありません。本学は一生勉強を続けることのできるモチベーションのある学生を求めています。多少受験生時代の勉強に難があっても、やる気さえあればリカバリーできる態勢は整っています。やる気ある学生の入学を楽しみにしています。

関連リンク 兵庫医科大学ホームページ

のぐち こういち
野口光一先生 略歴

学歴
昭和54年3月 京都大学工学部原子核工学科卒業
昭和58年3月 大阪大学医学部卒業
昭和58年5月 医師免許取得
平成元年 5月 大阪大学大学院医学研究科修了、医学博士(大阪大学)

職歴
昭和58年5月 大阪大学医学部附属病院 研修医(整形外科)
平成元年 6月 大阪大学医学部 第二解剖 助手
平成元年 8月 米国国立衛生研究所交換研究員(NIH Visiting Fellow)
平成 3年 9月 和歌山県立医科大学 解剖学第二 助教授
平成 6年 4月 兵庫医科大学 第二解剖 教授
平成19年4月 兵庫医科大学 教務部長
平成19年4月 学校法人兵庫医科大学 評議員
平成21年4月 学校法人兵庫医科大学 理事
平成27年4月 兵庫医科大学 入試センター長

専門分野
神経解剖学、肉眼解剖学、神経科学、疼痛学(基礎研究)
学会活動・社会における活動・受賞等
日本解剖学会、日本神経科学学会、日本疼痛学会、
国際疼痛学会、日本運動器疼痛学会、北米神経科学学会
日本疼痛学会 会長(平成18年) 理事長
日本運動器疼痛学会 会長(平成25年) 理事
国際疼痛学会理事(平成14~20年)
国際疼痛学会日本組織委員会委員長 プログラム委員
兵庫県科学賞(平成24年11月)