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金沢医科大学医学部長 川原範夫先生

進路の決め方

Q1.金沢医科大学医学部の特徴についてお聞かせください。

金沢医科大学医学部は、日本一面倒見の良い大学であることを自負し、きめ細やかな学生支援を行なっている大学であることが大きな特徴であります。学生6、7人に一人の割合で担当教員がつき、学年主任の教員が中心になり面談などを行いながら、学生本人の意思や自由を尊重しつつサポートをしています。また、学生支援室、課外活動支援室、生活支援室を設けており、心理学の専門家がカウンセラーとして常勤し、学生の学業、課外活動、生活面の支援を行う体制を整えています。先生と学生の距離も近く、学生一人ひとりに合わせた指導が可能です。このように丁寧な指導を行なった結果、留年率も5%未満を保つことが可能になっています。
遺伝子解析や再生医療、AI、予防医療などが医学を大きく変えようとする現代社会において、医師には高度な倫理観と人間性が求められます。「倫理に徹した人間性豊かな良医の育成」を掲げる本学は、知識や技術の習得とともに人間形成を重視した教育を提供しています。多様な入試制度を導入し、早期臨床体験、地域医療、多職種連携臨床などの実習教育を重視しています。多様な学生が集い、医療や福祉の現場で様々な患者さんと触れ合いながら、仲間と協力したり、切磋琢磨したりする経験が倫理観と人間性を磨きます。挫折を恐れずに挑戦することで、その経験が思いやりや共感力を育むものです。金沢医科大学では、医療人としてのみではなく、人間として成長する6年間を提供したいと考えています。
多様な入試制度を通じて、資質の高い学生を獲得することも可能になってきています。入学した学生の中には国際的に活躍したいと考えている学生も多く、近年ではアメリカのジョーンズホプキンス大学で研修を受け、海外の病院に就職した学生もいます。大学としても国際交流には非常に積極的に取り組んでいます。ハワイやドイツの大学と協力関係を結んでおり、単位互換の協定を結んでいます。交換留学も盛んで、海外の学生が留学してくることで本学学生との国際交流が盛んに行われています。

金沢医科大学医学部

Q2.先生ご自身のことについてお聞かせください。

私は富山県の出身で高校は富山高校に通いました。当時体が弱く、入院することもあった私にとっては非常に頼もしい存在で、医師は子供の頃から憧れの職業でした。父は警察官で、その影響もあり、医師の家系ではなかったのですが、兄も医師を志しており、兄弟で切磋琢磨しながら医師を目指しました。また、富山高校の理数科は東京大学や国立大学の医学部を目指す生徒が集まっていることがあってそこでも医学部に進学する上で影響を受けました。
私は整形外科の中でも背骨の専門で、背骨のガンを丸ごと摘出する手法に関して研究してきました。始めは不可能と言われた治療法も、研究を重ねることで今では保険適用の医療になりました。整形外科に進むときは先輩の勧めに従って入局した私ですが、臨床の現場での疑問を解決をするための基礎的な研究をたくさん行う中で、たくさんの手術を通じて患者さんの役に立つことができ、今では整形外科に進んでよかったと思っています。
医師は理科系の知識も必要ですが、患者さんやその家族と関わる上では知識以外の人間的な素養が非常に重要になると思います。また、患者を助けたいというモチベーションは理科や数学だけでは身につくものではありません。医学は理系でも文系でもなく人間学であるという理解を持って臨んでほしいと思います。また、医学の進歩に伴って知識を身につけることに加え、情報処理能力や判断力が重要になってきています。患者はもとより、周囲の医師、コメディカルスタッフなどと良好なコミュニケーションを築き、チームとして全員で病気に立ち向かうことが大切です。

金沢医科大学医学部

Q3.金沢医科大学医学部を目指す受験生にメッセージをお願いします。

医学という学問に本気で取り組む学生に入学してきてほしいと考えています。医師という職業には病院勤務医、開業医、家庭医、大学教員(臨床、基礎)、のみならず、様々な選択肢のある職業です。一生勉強する必要のある職業です。倫理観のある良医となるために、やる気があって、自分で進路を決めた学生に進学してきてほしいと考えています。

関連リンク 金沢医科大学ホームページ

かわはらのりお
川原範夫先生 略歴

学歴・略歴
1983(S58)年 金沢大学医学部医学科卒業
1988(S63)年 金沢大学医学研究科 外科系整形外科学
1989(H01)年 金沢大学医学部 助手
1996(H08)年-2003(H15)年 金沢大学医学部 講師(附属病院、整形外科)
2003(H15)年-2010(H22)年 金沢大学医学部 助教授(附属病院、リハビリテーション部)
2006(H18)年-2010(H22)年 金沢大学附属病院 臨床教授
2010(H22)年 金沢医科大学整形外科学 特任教授
2013(H25)年-2017(H29)年 金沢医科大学学生部長
2017(H29)年 金沢医科大学医学部長